■資格学校のワナ

資格を取ろうとするときに、真っ先に思いつくのが、資格学校ではないでしょうか。でも、こんな事実をご存知ですか?

ボロ儲けの世界!

例えば、ラーメン店を開業しようとすると、設備、家賃などの開業費用は最低でも1000万円は必要です。しかし、資格商売は、広告宣伝費が少し必要なだけで、全くと言っていいほど開業資金がかかりません。さらに、許認可、申請などの法的な手続きも不要、明日から自宅でもできるとなれば、こんなにおいしい商売はない訳です。さらに、その資格を取得している者がいなくても開業している所もあるのですから驚きです。

資格を商品にする事もミソで、平成不況の真っ只中、誰もがリストラの恐怖におびえている事を逆手に取ることで、資格を高価な商品にしてしまうのです。

とにかく一度来たお客からは、可能な限りお金を搾り取ろうとします。
 
例えば、規定の通学回数内でマスターできない者には、(ほとんどできないようになっています)補習コースを受講させたり、自宅で自習用にと高価なビデオ教材を売りつけたり・・あらゆる方法で集金しようとします。

結果的には、20万円で取れるはずの資格が、100万円もかかったなどというケースもめずらしいことではありません。目的の試験に合格すれば、それでも救われますが、合格する保証などどこにもないです。不合格になっても「勉強不足です」の一言で片付けられてしまいます。

また、ボーナス時期には補習や、臨時の講習会の回数が増えます。勿論、職員のボーナスを稼ぐためです。

集客さえうまく行えば、あとは話術で生徒を逃がさないように全力を尽くす訳です。 

集客に欠かせないのが学校のパンフレットです。
ンフレットの出来次第で集客数が大幅に違ってきます。ですから、各校共、これでもかと大風呂敷を広げた宣伝文句を並べてきます。

いい例は、平成14年度 司法書士試験の最終合格者数は701名ですが、各学校の入学案内を見ますと、
A校
・・「701名中406名が当校の出身者です」
B校・・「701名中588名が当校の出身者です」
C校・・「701名中465名が当校の出身者です」


この3校だけの合格者数を足し算すると・・・・小学生でもわかる矛盾です。

司法書士に限ったことではなく、全ての資格で同じようなウソが蔓延(まんえん)している世界なのです。

ちなみに、この3校は、新聞、雑誌などで大々的に広告を行っている大手業者です。
お客にすれば、どこに行けばいいのかの判断基準がつかないため、どうしてもこのような合格実績を鵜呑みにしていまいがちです。そこがまた業者の狙い目でもあるのです。
資格学校に限った事ではありません。学習塾、予備校、自動車学校など、学校と名の付くところでは当たり前の様に行われている事です。いかに、お客をダマして集金額を多くするかが、この業界の常識なのです。


毎日の新聞を見てください。資格学校やら通信講座の広告であふれ返っています。
医療事務、保育士・・・・そんなもの就職先さえ無い業種ではありませんか!


資格なんて、その気になれば誰でも独学で取れるものです。汗水たらして得たお金をドブにすてるような事は絶対しないでください。

最後に、資格取得を目指す皆さん。くれぐれも勉強方法の選択は慎重に行ってください。業者の餌食にはならないよう祈ってやみません。

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